3月11日


あの日から5年
被災された方にとっては
まだ5年なのか
もう5年なのか

被災地から離れた場所に住む私には
お気持ちを想像することしかできません


昨日NHKで放送された
「風の電話」~残された人々の声~
という番組を夜中1人で見ていました


風の電話のお話は去年の3・11にも
このブログで紹介させて頂いたので
読んでくださった方もおられると思います
ココからどうぞ


津波で大きな被害を受けた岩手県大槌町
海を見下ろす高台の庭園に
不思議なたたずまいの電話ボックスがあります


その名は「風の電話」
中にあるのは
線のつながっていない黒電話と1冊のノート

亡くなった、
あるいは行方不明になった家族や友人と

もう一度言葉を交わしたいと願う人々がここで受話器を握り『会話』をするのです。



震災直後、地元の人が
「遺族と故人が心を通わせる場が必要」と設置したのが始まりでノートにはすでに訪れた無数の人の思いが綴られています。


東日本大震災からもう5年。
復興が徐々に進んでも、大切な人を失い
なかなか前に進めずにいる人たちが数多くおられます

口に出すことのできない思いを抱える人たちにとって風の電話は大切な支えになっています。




貴方は誰と話しますか?
何を伝えたいですか?



私たちにできることって
何なのでしょうか

募金をしたり
ボランティアに参加したり
忘れずに思い続けたり

そんなことぐらいしか思いつきませんが
実際それらを続けることは、とても難しいことだと思います

それでも続けておられる方が
大勢いらっしゃいます
その方々の優しさと行動力と誠実さに
私はただただ敬服するばかりです



残された人々の声を聴かせて頂き
私が思ったことは
家族のこと、友達のこと
大好きな人たちのことです。


番組の中で
青森県八戸市にお住まいで
トラック運転手だった父親を大槌町で亡くしたお母さんと15歳の息子さん
14歳の娘さん、12歳の弟さんの
ご家族の様子が紹介されていました


15歳の息子さんのススメで
4人で大槌町の風の電話を訪れました

この場所で
震災後はじめて家族そろって
お父さんの話をするのです。

5年間 お互いがお互いを気遣って
あえてお父さんの話はさけてきた
そんな優しいひとたちでした。


それぞれが電話ボックスで
お父さんに話しかけます。


亡くなった父親について5年間
一言も話さなかった14歳の娘さんが
受話器をもってお父さんに話しかけたのは

お父さんのこといつもくさいって言っててごめんなさい。

バイオリン買ってくれるっていう約束をしたけど、自分で買うから

中学校に入って新しくテニスを始めて
まだベスト8に入ったことないけど
最後の試合には絶対ベスト8入りたいです
応援してね

中1ではじめてジャニーズにはまったよ
今もはまってるよ

じゃあねって


声をつまらせながら
涙を流してお父さんに話しかけていました。

話しがおわっても
受話器を切るのがためらわれるほど
名残惜しくて、手が震えていました。
 
でも、話し終えて電話ボックスから出てきた彼女の表情はとてもすっきりとしていて
大丈夫?と心配するお母さんに優しく微笑みかけるのです


彼女は特別なことは話していません
私たちが家族と 
日々何気なく話すようなことを
5年間ずっと話したいと思って我慢していたのです。

ずっとずっと我慢していた想いを
みんながお父さんに伝えていました。


15歳の息子さんは
今でも時々お母さんがでかけるとき
そっと来てギュっと抱きつくのだそうです

その話をテレビでされて 
息子さんは恥ずかしそうだったけど
お母さんを怒るでもなく

いついなくなくか分からないからね
死なれると困るから
子供3人じゃ何もできないし
ダメじゃん、死んだら誰もいなくなるよって


時々ギュっとすることで
お母さんに色んなことを伝えている息子さんの事を思うと心が苦しくなるけれど

とても大切なことだなと思いました。
抱きしめたり手を握ったり

ありがとうとか
ごめんねとか
そんな当たり前のことをちゃんと伝えたいな


最後に話したかったことは 
決して特別なことじゃない
伝えることができる相手がいるなら
毎日ちゃんと伝えないといけないよって
教えられた気がします。



亡くなられた方の御冥福を
心よりお祈りいたします。

そして、どうか皆さんが心安らかに過ごせますようにと、祈っています。






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No title

ちく様おはようございます

あの日から5年…私の住む千葉県も被災地ですが まだ完全には復興していないと耳にしました
親戚も被災して家が半壊になったり、仕事の取引先が東北で被災し物資を送ったりしました

当日は昼間でしたので自宅に一人でいた私は電話や携帯が繋がらないので相次ぐ余震の中、地割れした道路や屋根瓦や硝子が飛び散る道路を歩き近くに住む実家の母のもとに歩きました
母と姉の無事を確認して抱き合った事。
なかなか主人と連絡がつかず会えたのは夜中でした。二人で泣きながら抱き合った事は忘れられないです。

お店から商品が無くなりガソリンを求めて早朝から並んだり慌ただしく時間がたったのを覚えています。

先週末辺りからテレビでも震災の番組を目にする様になり胸が締め付けられる思いがして正直あまり見る事が出来てません。でもそれではいけないですよね!!
きちんと向き合っていかないとダメですよね!!
ちく様のブログを読ませて頂いて涙が止まらないです。
改めて亡くなられた方やご遺族の方々にご冥福をお祈りすると共に少しでも笑顔が増えて前に進めます事を願います。

ちく様ありがとうございました。
上手く気持ちが伝えられず読みにくくなってしまい申し訳ありません。

ふみさま

おはようございます。

とても大変な思いをされたこと
お話してくださってありがとうございます。
東日本大震災というと東北地方のことばかり
取り上げられがちですが
千葉県でも甚大な被害があったこと忘れてはならないですよね
貴重なお話ありがとうございます。

津波も地震も火災も噴火も
自然の脅威の前に人は無力だと思ってしまいます

ツラくて目をそむけたい場面も多いですが
向き合うことはとても大切ですよね。
お心のこもったコメント本当にありがとうございます。

ちくさん❗

おはようございます
5年前 職場から家へ
歩いて帰ったくらいの被害でしたが
寒くて暗くて心細かった3時間。
途中 店前で配って頂いたコーヒーが
とても暖かかった事を思い出します。

本当にいつどうなるのか分からないんだ
そう実感した日でした。

ただ、時間がたつと実感も薄れて
しまう ぐーたらな自分です。
電車の中でこの記事んを読んで
涙ぐんでしまいました
(マスクしててよかった‥)
災害だけじゃなく
いつ何があるか分からない事を
思い出させてくれる日です。

前にニノも言っていた
今 目の前にある事をやる
ちょっと意味は違うかもですが
私にとっては 刺さる言葉です。
今出来ること、伝えることをやる
今日改めて心にとめます。

まずは 目の前の仕事をしに行ってきます❗
あと、確定申告もしなきゃだ‥(-o-;)



心よりお祈り申し上げます

あれから5年。
まだ、5年ですね。

当たり前に過ぎていく日なんてない。
生きて過ごしている時間を大切に生きる
その思いが年々強くなっています。
相手に伝えること触れること
そして、思いやる心を大切に
忘れず生きていきたいですね。

これからも私なりにできる復興支援をしていこうと思います。

みなさま心安らかに過ごせますように。
そして、まだ見つからないご家族の手がかりが
少しでも早く見つかりますようにと願っています!

ぱんさんへ

こんにちは!
今日は今から準備しておでかけなので
朝、働いておりました
お返事おそくなってごめんね


あの日パンさんも不安な一日を過ごされたんですね
備えがあっても思うように活用できなかったり
時間帯でも状況って変わってくるから
ほんとうに難しいよね

日常の様々なことに忙殺されて
つい忘れてしまうことも
ニノの言葉だったり
嵐さんのことばだったり
大切な人の言葉で気づけたりするよね
ありがたいね。

私は確定申告終わりました(^_^)/
パンさんも頑張ってね!
コメントありがとうございます。



ちぇりん☆さんへ

こんにちは。

長く生きていると
大切な人が増えるし
大切な人との別れも経験するし
若いころには思わなかった感情も生まれてくるよね
(って勝手に同年代にしてるけどw)

毎日を大切に生きれたらと思います
私もちぇりん☆さんと一緒に祈らせて頂きたいです
コメントありがとうございました。

あれから5年…


震災から 5年
もう5年なのか…
まだ5年なのか…
大切な人、帰る場所を なくしてしまった方々の気持ちって 計り知れないですよね。
今でも行方の解らない人達もいる。
今の自分には いったい何が出来るだろう?
……何も出来ないけど
何かをするって とっても難しくて
ただただ 復興を願い 心穏やかな生活が訪れるのを祈ることぐらいしか出来ないかもしれないけど
被災された方々に たくさんの笑顔が戻りますように…。

Re: rinoさん

こんばんは☆
いつもありがとう♥
ほんとだね、何ができるのかな
テレビで風評被害が続いてることが
紹介されてたの。
blast宮城みたいにイベントで
人があつまって(迷惑にならない程度に)経済貢献できたらいいね。

5年

こんばんは。

あれから5年。
その時、私は小6でした。
学校が早帰りの日で、学校が終わった後、病院に行って、そこでテレビを見ると、濁流が流れている様子が映っていて、なんのことか分からなくて唖然としたことを覚えています。

風の電話、私は今日初めて知りました。
私は毎日、何事もなく過ごしていますが、これは当たり前のことではないし、いつ何が起こるかわからないですよね。

今の私ができることは、震災を忘れないことだと思います。
日々感謝して過ごさなければいけませんね。

ちくさん、ありがとうございます。


Re: ゆきのさん

こんばんは☆
そっかぁ、ゆきのさんはまだ
小学生だったんですね

あの日から五年、幼いゆきのさんが
過ごしてきた時間はとても充実した
日々だったことと思います。

私のようなオバサンでも
五年あれば色んなことができるし
状況もかなり変化します。


ゆきのさんのような
若い方が震災を忘れない!と意識して
思いを次の世代につなげてくださることがとても大切だと思います。
いつもコメントありがとうございます(*'▽'*)
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